和の庭、ヤマ造園(ヤマゾウエン)は心の和むガーデンライフを提供します。

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静岡市清水区・宝珠寺

宝珠寺のロケーションは山あいに囲まれた大自然の中にあります。本堂、客殿の裏山の風景を借景とし、自然の景色と調和させる庭造りになっています。
歴史ある古いお寺のため、最初に依頼を受ける前からすでにあった樹木や石を数多く再利用した、ある意味リフォームと言った庭造りでもありましたが、既存の雰囲気を生かしながら徐々にヤマ造園のテイストを加えていきました。現在では私たちの手がけた作品の代表作のひとつになっています。
興津川上流にたたずむ宝珠寺には、大きく分けて4つの庭が存在します。これら4つの庭に共通しているのは苔やモミジなど、大自然の中でこそ美しい姿を見せる素材を主体としていることで、テーマでもある『自然との調和』を表現しています。

  前庭

苔を添えた景石と白砂利で仕上げた、枯山水庭園。時折表情を変える砂紋が目を引きつけます。長い年月をかけ大きく育った立派な赤松が見られます。(写真2)

  山門前の庭

歴史を感じる山門を背景とし苔やもみじ、溶岩の景石を主体とした庭で、秋には紅葉した落ち葉の赤と杉苔の緑とが重なり合い絶妙なコントラストを描きます。(写真4)

  客殿前の中庭

シャラ(ナツツバキ)をシンボルツリーとしてモチノキ、苔、石でシンプルに構成された中庭。空気が適度な湿度を保つ為、苔の育成にはベストな環境でほぼ一年通して青々とした杉苔を眺められます。客殿の2階から見下ろすと飛び石で漢字の『心』が表されているのがわかります。(写真1、3、5)

  池と石積みの中庭

住まいと本堂の間に位置する中庭の『笑門の池』と名された池越しに見る壮大な石積み、使用された石のほとんどがもともとお寺にあったものを再利用しています。素朴な風合いの灯籠や水鉢に風情を感じます。(写真6)